Flashアニメ「秘密結社 鷹の爪」の劇場版第３弾。
休暇で実家に帰ったレオナルド博士が鷹の爪団に帰ってこない。
総統と吉田くん達は捜索を開始するが、博士は謎の組織で最終兵器の製造に協力させられていた。

物語というよりもバラエティとしてみるのが正しい作品だけれど、商業映画では「鷹の爪」にしか出来ないであろうメタな笑いの勢いはいまだ衰えず。
むしろ個人的には２作目よりも面白いと感じるくらいだった。
今までの作品で使ったネタも数々ちりばめて、それでいてマンネリの斜め上を行くエスカレートのさじ加減が絶妙で小気味良い。
それはバジェットゲージが“武器”になり、ワイプでCMが流れ、“告白タイム”に代わって“あらスジタイム”を挿入し…、ともうある意味反則な内容だｗ

今作ではレオナルド博士の話が中心になっているけど、あんまりクサい話にまで持っていかずにギャグ中心に進行してくれたのが良かったかな。
テンポも良いしダレ場もなく、非常に痛快。
大家やデラックスファイターといった準レギュラーを、あえて押さえ気味に使ったことがネタの発散を防いだ様に思う。
あれもこれもとやり出すと収拾がつかなくなるから、今作は“鷹の爪団”、“レオナルド博士”、“敵”の３者で丁度良い。
まあそれでもデラックスファイターは最後に活躍（？）したけどねｗ
彼の使い方がまた良かった。

この映画の公開直前まで放送されていたTVシリーズの「鷹の爪 カウントダウン」はちょっと精彩を欠く内容だっただけに、これを観る前は正直言うと大丈夫か心配していたけど、それは全くの杞憂に終わりました。
まだまだ“鷹の爪団”は活躍してくれそうで、いやあホントに良かったです。

同時上映は「古墳ギャルのコフィー 〜コフンデレラ〜」。

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