シネつう!
JAPAN STYLE !!

CASSHERN
2004年制作

満足度:

名作TVアニメの実写化作品。
想像してた感じとだいぶ違ったかなあ。
少々テーマを前面に出しすぎたせいか、重々しい印象を受けました。
映像は、いかにもミュージックビデオを撮っている監督らしさが出ていて新鮮な感じも受けたけど、全体の世界観と、エンディング近くに挿入される心象風景のギャップが、狙い通りに行かず空回りしている感があった。

ブライキング・ボスを演じる唐沢寿明の演技は存在感があるね。
ハッキリ言って主役を完全に食っていると思うがw
主人公以下、格闘シーンになるととたんに演出がアニメチック(良い意味で)になる。
個人的にはそういう部分を楽しみにしていた所もあるし、悪くはなかったが…。

でもやっぱり中盤以降に饒舌になっていくキャラ達が気になる。
前半の演出はどこに行ったの?

原作アニメへのオマージュは色々ある。
キャシャーンのヘルメットが映るとか。
主人公の母、みどりが映るシーンでベートーベンの「月光」が流れるのもそうか。
でも少々パンチが足りない気はするけどね。


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