2006年から放送されたTVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の劇場用スピンアウト作品（全４章）。
欧州を舞台にユーロピア共和国連合と神聖ブリタニア帝国との間で繰り広げられる攻防。
その戦いに身を投じるイレブン（旧日本）の少年、アキトの姿を描いたSFロボットアニメ。

世界観はTVシリーズと同じものの、舞台も登場人物も違うので章立てとしては状況説明がメインの作品になっている。
散発的に戦闘シーンは描かれるけど、基本的に事件が起きて話が動くのは次章からなのかな？

CLAMPのデザインを基にしたキャラクターデザインは世界観の維持に効果を発揮しているけど、機動兵器であるKMFは3DCGによる作画になって、TVシリーズとはだいぶ印象が変わった感じ。
とにかくよく動く。
機体はもちろんカメラアングルも自由自在。
かなり目まぐるしいけど、これはこれで迫力があって良い。
EU製という設定の主人公機は今までのシリーズに無いデザイン（特に変形後）でちょっと面食らったけどねｗ

個人的に「コードギアス」シリーズの面白さは、戦術だ戦略だといったことで表現する狐と狸の化かし合い…駆け引きの面白さだと思うんだけど、今のところそういうところは感じられなかった。
劇伴も前シリーズに繋がるような印象的なものがあれば良かったんだけど、そういうのもなかったしなあ。
せめて次章予告で"Previous Notice"を使うとかすればまた違ったと思うのだけれど。

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