2006年から放送されたTVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の劇場用スピンアウト作品（全４章）。
欧州を舞台にユーロピア共和国連合と神聖ブリタニア帝国との間で繰り広げられる攻防。
その戦いに身を投じるイレブン（旧日本）の少年、アキトの姿を描いたSFロボットアニメの第２章。

ワイヴァン隊に組み込まれた３人の日本人が反抗を企みつつも、仲間になっていく過程が今回のメイン。
だが監視の目をすり抜けて云々はともかく、敵地に到着してすぐにレイラに銃を向けたりするような反抗心を見せているのに、その後すぐに共闘したりは…いささか展開を急ぎ過ぎてるんじゃないかとも思ったり。
今作も戦術や戦略面での駆け引きはあまりなく、敵背後を突くにあたっての弾道ミサイルによる降下作戦の段取りくらいが見せ場では、ロボットものというよりロケットもの？ｗ

とはいえE.U.のKMF（アレクサンダ）の高機動っぷりは、やはりそれ以上に目玉シーンであることは間違いなく、ブリタニアのKMFとの格闘戦の目まぐるしい動きは圧巻。
まあこれだけでも観る価値はあるかなとは思う。
しかしドローンKMFのカラーリングが有人のKMFと全く違うというのはどうなんだろうか。
観客には親切だとは思うけど、戦場にあって敵からドローンか否かが一目瞭然というのは、設定的にちょっと引っ掛かりもするなあ。

さて、本作で枢木スザクがチラッと登場し、ルルーシュにそっくりなジュリアス・キングスレイも気になるところ。
次作への期待が膨らむけれど、さてどうなりますか。

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