2006年から放送されたTVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の劇場用スピンアウト作品（全５章）。
欧州を舞台にユーロピア共和国連合と神聖ブリタニア帝国との間で繰り広げられる攻防。
その戦いに身を投じるイレブン（旧日本）の少年、アキトの姿を描いたSFロボットアニメの第４章。

最終章へ向けての助走…と印象が強い話ではあるが、一方で前半に敵だったアシュレイのキャラクターが全部持っていった感じのする話でもあった。
話的には前半がバトルのピークで、大型飛空艇での戦闘は相変わらずめまぐるしいカメラワークで目が回る。
アシュレイの攻撃はガトリングでの掃射がメインなので戦術的にはなんか物足りないけど、戦闘描写のスピード感で補っているか。
それにしても、正直言ってアシュレイの直情的なキャラはあまり好きでなかったんだけど、まさか後半にあんな風に面白くなるとは。
アシュレイ…単純で良い奴なんだろうなあ。
というかクラウスがアシュレイに会って「誰？」には笑ったｗ

ユーロピアのスマイラス将軍の野望が明らかになり、孤立無援となるヴァイスボルフ城。
そしてそこに先行突撃してきたシンの駆るナイトメアフレームが迫る。
ギアスの謎はまだ残っているので、そちらは最終章かな。
飛空艇が爆破されてもワイヴァン隊が無事というのは、お約束とは言え…なんだかご都合主義。
そう思ってしまうと、ラストでユキヤが飛空艇ごと撃墜されたのも「どうせ生きているのでは」と思えてしまって、少し緊迫感に欠ける感じ。
（まあ実際にはこの時点で生死不明だが。）

幽閉されたジュリアスとスザクも何とかしないとだし、最終章で風呂敷を閉じるのは忙しそうだ。

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