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2006年から放送されたTVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の劇場用スピンアウト作品(全5章)。
欧州を舞台にユーロピア共和国連合と神聖ブリタニア帝国との間で繰り広げられる攻防。
その戦いに身を投じるイレブン(旧日本)の少年、アキトの姿を描いたSFロボットアニメの最終章。
オープニングは前章でクリフハンガーとなっていたユキヤの回収。
…やっぱり生きてるんやん。
まあ死んでるとは思ってなかったけどね。
今作で最終章になるけど、ここまでに広げた風呂敷が大きかったので、結構忙しい話になるんじゃないかという予想通り、いろいろ詰め込んできたよね。
話を着地するためにはどうしてもアキトとシンの過去からの因縁をハッキリさせないといけないわけだけど、終盤はまるでニュータイプの様な感応路線にして過去の事実をさらけ出させる。
いや、それも見せ方としてダメとは言わないけど、コードギアスで「ガンダムかよ」と思わせていいのだろうか…力技だよなあ。
シンがジャンに止められるのはありとしても、その前にあるジャンへの働きかけはちょっと強引な展開に思える。
どうも「この尺に収めるにはこれしかない」という一本線の上で話が進んでいるような印象で、そこが気になって仕方なかった。
最後には時空の管理者まで出してきて無理やり事態を収拾。
アシュレイはワープまでしてたぞw
時空の管理者なんて聞いたら…「新スター・トレック」のQしか思い浮かばないがね。
そんな感じで、予想していたこととはいえ、駆け足すぎて話にはいまいち乗れず。
それでもやはりKMF戦はダイナミックでカッコイイ。
そこに戦略も戦術もなく、もはや正面からの力押ししかないけど、アクションシーンだけでも見応えがあったので良いです。
やっぱり主人公よりアシュレイの方が個人的には好みなキャラクターだなあ…。
エンディングは第3章に搭乗したジプシーの老婆達のもとで暮らすことにしたメンバーたちのハッピーエンド。
第3章はてっきりただの休憩回だと思っていたけど、ジプシーを出したのはあの時点でこのエンディングにするためだったのかも?
しかしスザクとキングスレイは見事に第3章だけのゲストだったな。
あれだけ思わせぶりに動かしておいて、第4章〜最終章は捕まってただけじゃないか…。
最後にもう一回くらいランスロットの活躍も観たかったけど、まあこの尺では入れる余地はないか。
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