「猫の恩返し」と同時上映の、スタジオジブリ社員達の姿をデフォルメして描いた短編オムニバス作品。

「もののけ姫」の特別番組放送時に流れたという「episode 1」は未見です。
まあ、それを知らなくても全然問題ない内容なんだけど、凄く“実験映画”的な感じがする作品です。
「ホーホケキョ　となりの山田くん」のような手書き＆水彩タッチの絵柄やCGを駆使した演出に、ほぼ漫画の記号のみで構成されたようなキャラクター達。
見た目以上に結構凝った作りをしているね。

ストーリーはショートストーリーが６編。
個人的には野中氏が電車内で居眠りの美女に肩を貸させられる「美女と野中（やじゅう）」が楽しい。
野中氏のドギマギ具合が良いねｗ
次点は淡い感じが良い「初恋」かな。

「ダンス」は踊っているだけの映像だけど、その動きが湯浅政明作品っぽいんだよなあ。
でも湯浅さんは制作に絡んでいないみたいなので、“キャラの動き”という実験の中で偶然似たという感じなのか？

ラストに「つづく」と出ましたが、果たして続くのだかどうだか。
劇場作品としてはタイミングが難しそうには思える作風でした。

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