OVA「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」を再編集した劇場版。

元々13話あったOVAを２時間に纏めたのだから、恐ろしく展開が早い。
それでもOVAの名場面は要所要所を抑えているから、強引とはいえ、まあよく纏めたものとは感心する。
でもやっぱり“総集編”というイメージは拭えないかな。

序盤はヒロイン・ニナのモノローグで語られる事が多く、ちょっとテンションが上がらないけど、後半は展開と一緒に鑑賞しているこっちもヒートアップ。
やはり0083は、デラーズやガトーの、あのケレン味が実に格好いい…！！
でもそれも元の13話の展開やストーリーを知っているからこその感情移入かもね。
この劇場版ではあっという間に描かれるだけに、感じるものは表面的かも知れない。

ケリィの話はちょっと中途半端感は否めないか。
あの皮肉な展開も良いのだけども。
せっかく出したのなら…と思ってしまいます。

ところで、この劇場版はOVAの最終巻が出る前に封切られたのだとか。
なのでこの話の結末が世に出たのはこちらが先。
OVAのエピローグを蛇足と取るかどうかは…、観る方次第なのかな。

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