2012年に放送された深夜ドラマの劇場版。
犯罪組織レッドヴィーナスの罠にかかり、全員子供の姿にされてしまった横浜県警特殊捜査課の活躍を描くコメディ作品。

構造は「太陽にほえろ！」のパロディで、それを新人以外の刑事たちの役を全部子役でやってしまうという発想が面白い。
ドラマの方は30分枠でテンポも良く、繰り返される"お約束"が楽しいのだけど、基本的にそのノリは劇場版になっても同じ。
一応TVからの続きなので、映画だけ観ると一部のネタは分かりにくい部分もあるかも？
しかし3倍以上になった尺をどう埋めるのか…と心配もしたけれど、そんなものお構いなしにTVと同じノリだったなｗ
そうなると逆に「TVスペシャルでも良かったんじゃ」と思わなくもないけど、まあそれも含めたノリが作風なんだというところか。

ドラマから1年も経つと子役たちに多少の成長も見えて微笑ましいが、一部は「背が伸びた」とか「舌足らずは治らねえ」とかのネタになにする余裕もあるんだねえ。
みんな、演技も何気に上手くなっているような…？
話は完結しなかったので、もし続編があるなら映画やTVに関わらず観てみたいところではある。

それにしてもイノさんの学校ネタはいつも笑わされる。
TV版からのお約束なので、まさに安定のクオリティ。
行動が子供化してしまうネタも面白いね。

一方で劇中のドラマ撮影シーンなどはちょっと滑っていたような気も。
ゲストも結構出ていたけど、宍戸開はともかく、ラスボス（実は違う…のはお約束）はちょっと中途半端だった気もする。

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