TV版「機動戦士Ｚガンダム」から20年目の映画化作品。

基本的にはファーストの映画化と同じくTV版50話を３部に分けた構成だけど、リメイクとも呼べる新カットが多数追加されてる。
それが今作の目玉と言えるかもしれないけど、結構画質にギャップがあるのが気になった。
TV版の画質は、引き伸ばしと古さのせいかざらついているのに対し、新カットはもちろんクリアで鮮明。
今はフィルムのクリーニングも出来るんやから、画質の統一も出来ると思うんだけどなあ。
まあ、ざらつきが味と言えなくもないけど。

３部作の１作目にあたる今作は、ジャブロー降下後にアムロと合流するところまでが描かれる。
ただ、やっぱりファンのための映画ですな、これは。
全く「ガンダム」を知らない人間が観ると、かなり厳しい。
（まあ、そんな人が観るとも思えないけどもｗ）
展開が早いのは良いんだけど、やはりTV版14話分を95分に纏めてしまうと知っていても多少キツイ…か。

個人的には、「話を追っていてあっという間に終わってしまった」、という感じ。
最終的にTV版とは結末を変えるという話だけど、どのような結末になるのか。
続編を観なければ、全体の評価は難しいよね。

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