シネつう!
JAPAN STYLE !!

銀魂
THE FINAL
2021年制作

満足度:

TVアニメ「銀魂」の劇場版第3弾。

原作は途中から読めておらず、アニメの方も追いきれていなかったのだけど、「どうせ銀魂だし観ている内に勢いで分かるでしょ」くらいのノリで見始めたら置いていかれました(苦笑)
冒頭からここまでのあらすじを教えてくれるので親切ではあるのだけど、なんかキャラデザが…どこか別の有名ジャンプ漫画のような。
あれこの曲…何か懐かしい。
というかワーナーの映画なのにここまで東映アニメをネタに出来るなんて、銀魂もだけど集英社もやるなあというか、東映さんも懐が深いw

そんな感じで確かに笑わせてもらった第一部。(この映画は三部構成です。)
ただ、前述の通り原作後半の流れを知らないものだから、このドラゴンボールネタがギャグでやっているのか本当のあらすじなのかが少々判然とせず、混乱してしまったのは自分のせいですね。

第二部は最終決戦のために敵地に乗り込む銀さんと高杉と桂がメイン。
自分はこのあたりで「あのあらすじは(キャラデザはともかく)マジのあらすじだったのか」と気づく始末w
第二部自体はアクションが主体で松陽や虚との因縁や決着も相まって派手なシーンやシリアスシーンが多いのだけど、ターミナル突入の前半パートは割りとアクション作画が微妙なクオリティでちょっと乗り切れなかった場面もあったかな。
中盤で定春が復活してからはなにやらギアチェンジしたのかアクション作画もクオリティが上がったけれど、そのあたりに幅があるのは結構気になったかもしれない。

第二部の後半では割と話の展開が忙しく、松陽と虚と高杉の精神と肉体が「実はこうでした」と行き来するのはちょっとついていきにくい部分もあったけど、まあ振り落とされるほどではなかった。
とはいえ銀さんが定春に食われたところ以外は基本的にシリアス一辺倒なので、もうちょっとギャグがあっても良かったかなと思ったり思わなかったり。

そして諸々の決着がついて第三部。
ここまで自粛(?)していた反動からかギャグのオンパレード&キャラクター総登場での締めくくり。
あれから何があったのかを卵のデータを通して知るという展開だけど、ふざけたナレーションネタで笑わせておいてそれすらもマダオの偽装ナレーションだとする二段落ちには笑ったw
あーこういうのが銀魂っぽさだよね、というところで終劇。

しかし個人的にこの映画の一番の笑いはその後にあったのです。
エンドロール後の「3年Z組銀八先生」、本編を台無しにする爆笑がそこにありましたw
嗚呼、さすが銀魂。


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