シネつう!
JAPAN STYLE !!

機動戦士ガンダム F91
1991年制作

満足度:

「逆襲のシャア」から30年後、腐敗した地球連邦に対し理想世界コスモ・バビロニアの建設を目指し戦争を仕掛けるクロスボーン・バンガード。
その戦争に巻き込まれる主人公シーブック達の姿を描く。

ガンダム世界における“ジオン”の存在をすっぱり忘れ、設定も新たに描いたのは良いチャレンジとは思う。
クロスボーン・バンガードに理想があるのもいい。
連邦が腐敗しているのもいい。
でも、せっかく世界観を新設定にしているのにその展開じゃ、結局ファーストと同じような展開にしかなってないような気がする。
主人公達が子供だっていうのもそうだし、それじゃ新味がなくて勿体ないよなあ。

ストーリーは2時間という尺に納めようという必死さが伝わってくる。
なんせすごく展開が早い。
コロニー間の移動、敵味方の寝返りとか、そういうところはかなり端折られている気がするね。
もともとTVシリーズを視野に入れて制作された作品だけあって、この尺では描ききれない部分も多いんだろうけど、映画単品で観ると一部説明不足な感は否めないかも。

それにしても、鉄仮面に今ひとつ魅力を感じないのは何故なんだろう?

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