シネつう!
JAPAN STYLE !!

劇場版 空の境界
終章 空の境界
2010年制作

満足度:

7章での完結から1年後に公開された、後日談を描いた30分の短編。
雪の降る夜、黒桐幹也は両儀式と初めて出会った場所で、再び両儀式に出会う。

"式"と"織"と"両儀式"、これらの関係性を"両儀式"が切々と語るだけの回…、なわけだけどホントに2人が会話してるだけだし、しかも両儀式の言っていることが非常にわかりにくいので…正直退屈。
特に、文字で書けば"式"と"織"の区別もつくけど、音で聴いてしまうとみんな"シキ"なわけで、さらにそれとは別の"両儀式"がその説明をするってえと、3人も"シキ"がいて…。

そんな具合だから、あえて映像化しなくっても良いんじゃないかとも思ったり。
まあ、小説が原作であるように、そもそも文章向けの話だよね。
会話しているだけだからとくに動きがあるわけでもなし…。

ただ、内容的には"式"という存在そのものの話をしているわけだから、設定を知るうえで結構重要なことを言っているのだけど…。
世界観として重要な『 』の一部としての"両儀式"が、この最後の話に出てくるからこそ終わるということも考えられるし、うーん、悩ましい。
でも、盛り上がりはしないんですよ。
完全に全編エピローグ扱いなので。

作品を知る上での情報が、映像作品としては蛇足となる場合もあるということか。


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