劇場版クレヨンしんちゃん第10作。
ビックリした、ちゃんと時代劇になってる！
話の中心をしんのすけから侍の又兵衛よりにしていることで、時代劇としての面白さが生かされてるのかな。
俺はストーリーはベタな悲恋物だと思う。
でもその分、分かりやすく感情移入出来たし、非常に良い映画だと思ったね。
又兵衛の人格描写がよいからラストに感動も出来るんだけど、個人的にはまさかの展開。
あれだけ人死にを映さない作品だったのに、その分ラストが際立って悲しい。
野原一家がタイムスリップした意味に救いはあると感じたけど。

今作もひろしは“漢”だったなあ。
「しんのすけのいない世界に未練なんてあるか？」と、しんのすけを探しに息巻いて過去へ行こうとする父、（無策だけど）かっこいいｗ
冷静さを失っているように見えて、シェーバーとＴ字カミソリを持ち比べてＴ字を選ぶ論理派なところがさりげなく面白い。（戦国時代に電気はないもんねｗ）

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