シネつう!
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ヱヴァンゲリヲン
新劇場版:序
2007年制作

満足度:

90年代を代表するアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を、ほぼ当時のスタッフでリメイクした新劇場版の第1作。

放送当時の原画をそのまま流用している部分が多いので、新カット以外の構図やカット割りはほぼ“TV版のまま”。
でもそれはそれ、新技術(CGなど)を取り入れて新たに書き起こした作画は非常に質が高いね。
雰囲気はそのままに「今ではここまで表現出来るんだ」というスタッフの気合いは感じられました。

ストーリーはTV版の1〜6話をほぼなぞっているだけ(細かい設定は違うけど)なので、そういう意味では正直、本作に関しては総集編だと思う。
ただし話の纏め方は上手い。
(元々の話数が違うにせよ)「劇場版Zガンダム」で感じた様な流れの跳躍はあまり感じなかったし、切り捨てた話も展開上は無くても理解できる範囲。
これなら初見の人でもついてこれる…かな?

本作に関してはタイトル通りの“序”なんだろうね。
だからこそオリジナルをなぞった作りにしたんだろう。
でもエンドクレジット後の次回予告を観ると、かなりオリジナルとは違う展開になると見受けられるし、ラストの「また三番目か…」という意味深な台詞も非常に気になるところ。
本作があえてオリジナルと同じ展開だっただけに、「次から違うことをやるよ」と宣言するかの様な引っ張り方はズルくも上手いw

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