奥田英朗の同名小説の映画化。
変わり者の精神科医・伊良部とその患者の姿を描くコメディ作品。

バカだねえ、実にバカな映画ｗ
何と言っても伊良部を演じる松尾スズキの演技が面白いわけだけど、口調が「フリクリ」のナンダバ親父のそれだよなあ。
いい加減臭さというかなんというか、胡散臭さというか、実際に対峙したら鬱陶しいことこの上ないが見ている分には面白いｗ

勃起したまま治らないオダギリジョーの話は面白かった。
何とかしようと色々試し、あげく包丁を手にするシーンや、分かれた女房の前でハッキリしないシーンで代わりに罵る伊良部の姿とか、実に可笑しいｗ

強迫神経症の市川実和子の気持ちは個人的には何となく分かる。
鍵や電気とかは似たような経験あるしね。
でもいくらなんでも冷蔵庫は分かるだろ、と思わず突っ込むわいｗ
マジでミイラが出てきた時は笑ったなあ…。

主題にもなってる水依存症の田辺誠一だけが何故か伊良部が直接関わってないので、ちょっと話的に浮いていなくもないけど…。
まあ、全体的には面白いコメディ映画でした。
脇役陣もさりげに良い感じだし。

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