シネつう!
JAPAN STYLE !!

L change the WorLd
2008年制作

満足度:

大ヒットした映画「デスノート」前後編のその後、23日後に迫った死を待つ身であるLの姿を描いたスピンオフ作品。

邦画でスピンオフというのも珍しい感じたけども、それほどこのLというキャラクターに魅力があるということでしょうね。
確かに松山ケンイチは原作のLの雰囲気を上手く表現していると思うし、Lが主役のストーリーというのにも惹かれますわ。
ただ、そんな期待とは裏腹にこの映画の出来は…、全体的に残念な感じです。

引き続きLを演じた松山ケンイチは良いんだけど、話が…そう脚本が薄っぺらい。
突っ込みどころ満載の展開には「これはデスノートの皮を被った別の映画だな」と思わざるを得ない感じ。
なんだろう、前作で原作ファンすらも裏をかかれた見事な展開、そういうものがこの映画からは感じることが出来ないんだよね。
頭脳戦がないのはそういう趣向の作品じゃないからなんだろうけど、やはりそれは期待しているデスノートの世界とは違うかなあ。

演出についても、監督が中田秀夫のせいかどうしてもホラー的な方に傾いている気がするし、それってデスノートのスピンオフでやることか?と…。
特に鶴見辰吾が演じた研究者の死のシーンなんて、クドいw

あとナンチャンのギャグシーンもスベっていた気がする。

期待があった分、なんだか残念な感じです。


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