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岩原裕二のマンガを原作にした劇場版アニメ。
人々が石化していく謎の奇病が発生した近未来。
選ばれた160人は治療法の見つかる近未来に希望を託してコールドスリープに入るが、彼らが目覚めた時、施設は巨大な"いばら"とモンスターに占拠されていた。
コールドスリープから目覚めて、経過時間が分からない、外の状況が分からないというのはSFサスペンスの常套。
その上でどう話を広げるかだけど、奇病に勝てなかった人類の運命とかが描かれるのかと思いきや、なんか夢の実現化によって起きた事態であるということが分かってくると、少し冷めてしまった。
後半は総じて駆け足気味だったし、なんだか入り込みにくかったかも。
二段落ちは悪くなかったけどね…。
ネガティブにわがままで姉に執着気味の主人公はちょっと感情移入しにくいし、何でもかんでもゲームに例える子供のキャラクターも少々うっとうしい。
俺はそういうところで引っかかってしまったかな?
彼らがそういう性格や言動をすることには設定上の意味があるわけだけだが。
画は劇場版らしい描きこみ具合とは思う。
キャラクターは基本的に作画で描かれているけど、アクションパートではCGキャラクターに置き換わったりしてました。
派手に動かす分にはCGの方がやりやすいのかな?
まあ、まだ作画とCGのギャップは残ってはいたけど、同じサンライズ制作でも「FREEDOM」の頃に比べるとずいぶん作画っぽい見え方になってきた気はする。
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