フーテンの寅さんこと、車寅次郎の周囲で起こる騒動を描いた日本を代表する人情喜劇シリーズの第２弾。

今回は昔の恩師の娘（佐藤オリエ）に一目惚れした寅さん。
相変わらずのパターンではあるけど、かわいそうな失恋をしてしまう姿がかわいそう。
でも今作は無銭飲食で逮捕されるわ、入院先のインテリ（？）の医者に突っかかるわ、ヤクザな面も結構描かれるので、周りの人も大変だなあと違う同情もしてしまうｗ

ストーリーの前半は寅の瞼の母の話が入ってくるけど、寅の母・お菊を演じたミヤコ蝶々がしっかり強いオバハンの風格を出していて良いね。
江戸弁と関西弁の応酬というのもすごいが、どっちもパワーがあるよなあ…。

言い回しによる笑いで言うと、東野英治郎演じる寅の恩師が、「お前の人並み以上の身体と、人並みに近い頭で…」という台詞が面白かったね。
その時の渥美清のちょっとした表情もまた良いんだな、これが。

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