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三浦建太郎の同名漫画「ベルセルク」から、黄金時代篇を3部作で描く第2章。
ドルドレイク攻略戦を中心に、戦いの中で自身の生き方を見つけ鷹の団を抜ける決意をしたガッツの姿を描く。
原作からのエピソードは色々と取捨選択されているのだろうとは見受けられるけど、未読の俺にとっては違和感なく観られた。
ガッツとグリフィスの関係性を中心に纏まっているし、キャスカの境遇もよく伝わってくる。
ドルドレイク総督のゲノンとグリフィスの戦場での会話は、内容が少し唐突な気もしたけど、それとなく分かるような前振りはあるし問題ない。
100年攻略できなかった要塞の攻略法が、ゲノンの私情による失策頼みというのはちょっとあっけない気もしたけど、まあグリフィスがその事情を利用したのだから、使えるものは何でも使う知略と言えばそうかな。
CGを多用した100人斬りのアクションシーンと、ドルドレイク攻略戦は迫力満点。
やはりまだCGシーンは動きの自然さにおいて作画との区別がつくものの、それ以上の効果を出しているのは認めるところ。
ガッツが団を抜け、グリフィスが自棄になってシャルロット王女と関係を持つことで事態は急展開していくけど、話後半のクライマックスが生生しいベッドシーンとは、アニメ映画にしては斬新?w
これでもレーティングはPG12なんだよな。
さて、王に捕えらえられたグリフィスは拷問を受け、ベヘリットはその手から離れていく。
鷹の団も非武装のまま正規軍に取り囲まれ窮地。
旅先のガッツはその事態を知る由もないが…と静かな引きではあるが続きの気になる展開です。
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