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TVアニメ「BLOOD-C」の劇場版。
TV最終回で、茶番の町を破壊しつくし逃亡した七原文人を追い、東京にやって来た更衣小夜の戦いを描く。
架空の町だったTV版と異なり東京が舞台になっていて、宿敵を倒すという目的が明白になっているので、作品としてのノリは少し違う。
それが良いかどうかは微妙なところだけど、少なくともファンタジーアクションとしての構図は"よくある話"に落ち着いてしまった感はあるか。
すぐにラスボスにたどり着かなくするため、TVではなかった世界観設定が追加されたり、新キャラも多数登場させたりと工夫はしているけど、話を作るための段取りであるのが何となく伝わってくるのが残念。
新キャラそのものが、少し表面的すぎないかなあ?
天然・甘えん坊・テンション高め・クール・しっかり者…と何とも分かりやすい配置。
上手く見せてくれればそれでもいいのだけど、どうにも説明が台詞に頼り切っている印象もあるので、観てる方としてはダレてしまう部分もあるんだよね。
アバンタイトルの地下鉄から始まる戦闘シーンはオリジナルである「BLOOD THE LAST VAMPIRE」のオマージュとしてはなかなか良かった。
総じて戦闘シーンはよく動くので見応えはあるし、ここはさすが劇場版という感じだけど、ラスボスはやりすぎだ。
世界観的にデカすぎるわw
(もはや目撃者云々を言うようなレベルではない)
最悪デカすぎるのは許容したとしても、"最強"を標榜しておきながらあっさりやられて拍子抜けだなあ。
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