ノイタミナ枠で放送された同名アニメの、後日談にあたる劇場版に先駆けて公開された総集編。
“100億円で日本を救え”というゲームに巻き込まれた12人のセレソンの駆け引きを描く。

TVアニメ版・全11話を123分にまとめているのだけど、やはり場面の繋ぎなどでは結構強引な部分もある。
でもエデンのメンバー７人をコメンタリーの様に画面外から語らせることで、このややこしい設定の話をコンパクト化することには一応成功しているかな。
全体のサスペンス感は弱まっているものの、一度TVシリーズを観た人間が内容や流れを思い出す分には十二分な出来になっていると思います。

ただ、TV版ではキャラの会話などで状況を見せていた部分なども、この総集編ではエデンメンバーに要約・解説させてなんとか乗り切っている感じが強いけどね。
それは総集編としての工夫と言えばそうだけど、やはり物語を見せる方法としては最終手段の気もする。

それにしても、観直してみるとMr.OUTSIDEはチラチラ登場していたんですな…。
劇場版を観た後でないと気付き様もないけど、今思えばそれっぽいフレームではあった。
あと…、TV版でも構成に微妙さを感じた「ジョニー狩り」のエピソードは、この総集編でも入っているけどやはりオチが強引ｗ
セレソンXIの黒羽は劇場版でも出てくるのでカットするわけにもいかないとはいえ。

板津が死ななかった理由についてはエデンメンバーの推測で語られるけど、まるで制作側の自己弁護の様なつじつま合わせ的内容に、半分ギャグと受け取ったものの俺は当惑してしまいましたｗ

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