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“恋をすると若返る”とでもいうか、そのまんまの映画。
いや、元々主人公は若いんだけどね。
よく考えると表現や台詞に直喩的な表現が多いですな。
「ハウルは心臓を食べる」とか、「ハウルには心がない」とかね。
そんな表現のおかげで話が分かりやすいのかというと、筋立ては結構不親切な気がする。
なんせ宮崎駿自身が制作中に「ハウルの行動原理が分からない」なんて言っている始末なんだから手に負えないわなw
でもそれはそれ、世界観やキャラクターの描き方はさすがといった感じ。
特に荒れ地の魔女の扱いは驚いた。
ああいう役回りをさせるなんて…、また美輪明宏が良い演技。
そう、声優で言えば木村拓哉のハウルはほとんど違和感がなかった。
逆に、仕方がないとはいえ若いソフィーの声が妙にハスキーなのが気になったりw
でも次第に違和感もなくなるんだよね、不思議なもんだ。
しかしエンディング、カブの正体と戦争の終わらせ方は、ある意味度肝を抜かれた…。
正直言って「そんなんで良いの?」って感じですが、あれは宮崎氏の現実世界に対する「もうやめてくれ」というメッセージなのでしょうか。
でも物語のエンディングにしては少々強引かなあ…。
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