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近未来、ハイテク鎖国によって一切不明となった日本の内情を調査すべく、米国特殊部隊の日本潜入を描いた3DCGアニメ。
序盤に提示された世界観は面白いけども、壮大な設定の割にこぢんまりとした話で終わってしまっているのがなんとも勿体ない。
相当の巨大企業と思われる敵組織があって、マッドなボスを倒したらそれでお終いって…。
味方側に比べて敵側の構成員に広がりが見えないのも箱庭的な話に感じてしまう一員かな?
まあその前に、「日本は壁に囲まれた東京以外が全て荒野でした」ってところで凄く(展開上都合の良い)胡散臭い話になってしまうわけだけどw
話はそんな感じで、じゃあアクションに見るものがあるかというと…。
確かに映像としては良くできているんだろうけど、動きがほぼ直進だけで構成されているのが全体的に単調だと感じさせてしまって微妙。
ジャグ(どう見てもサンドワーム)を誘導しているシーンはそれなりに動きもあったけど、その他はひたすら真っ直ぐ進むというシークエンスの多いこと。
少しは変化を入れてくれw
しかし、「日本民族は滅びました」っていう展開は突拍子もないな…。
俺は滅びの美学ってこういうモノじゃないと思うんだけどねえ?
結局マリア達の行為も復讐でしかないわけだし、序盤は面白くなりそうなプロットだっただけに、結局浅薄な話になってしまったこの映画は“勿体ない”と思ってしまいました。
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