吉永裕ノ介の同名漫画を原作にしたロボットアニメ。
人類が石英を操る能力"魔力"を有する世界で、国家間の戦争に巻き込まれつつある若者の姿を描く全六章の第二章。
争い事が嫌いな主人公だが、自分のその甘さがきっかけとなり、味方のゴゥレム搭乗兵を死に追いやってしまう。

前作が古代ゴゥレムに乗る切っ掛けなら、今作は戦う決意への切っ掛けを描いた話。
これでようやくプロローグ終了？
バトルを入れつつも、人間関係あたりは端折らずに描いているので心情変化はよく理解できるかな。
回想が多い割に、あまり流れ上は気にならない感じでした。

国家間戦争の危機という大きな話の割に、主人公ライガットの士官学校時代の級友である敵部隊長ゼスと、同じく級友である自国の国王ホズルという狭い関係が出来過ぎな設定の気もするが、あえてお互いを理解しているという点ではドラマにはなりやすいか。
お互いがお互いの事情で戦ってはいるけれど、敵側のゼスはホズルを気にかけているが故に早期降伏をと考えて王都を攻めているあたり、今後の事情がややこしくなりそうな雰囲気が感じられます。

自分の甘さが味方や部下の死につながる。
そういう事態をライガットとゼスが体験するというのは、割と王道な展開にも思えるけど…。
まあ先は気になるので良いのではないでしょうか。

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