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市川崑監督の金田一シリーズ第5弾にして最終作。
かつて女が首を吊ったという曰く付きの空き家で、再び奇怪な事件が発生する。
横溝正史自らが演じる推理作家が、金田一と会話しているというメタ的なオープニングに面を食らうw
序盤こそ奇っ怪な雰囲気で事が進むけど、全体的にはそれほど不気味でもなく、事件の全貌も哀れな話だとは思うけど家系がややこしいだけで唸るような真相でもないかな。
というわけで最終回にしても盛り上がりにちょっと欠ける感じ。
舞台は一応昭和26年なんだけど、画面に映る街並みがどうしてもそう見えない。
やっぱり70年代から80年代の空気感がするんだよね。
だから戦災孤児とか空襲の跡とか言われても何か感じにくい。
撮影当時のロケハンではどうしようもなかったのかもしれないけど、そこが画面から受け取る印象にかなり影響している感じがして勿体ない気がしました。
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