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1992年から1993年にかけて週刊少年ジャンプで連載されていた「究極!!変態仮面」の実写映画。
女性のパンツを被ることで潜在能力を覚醒させ、世の悪人を懲らしめる変態仮面の活躍を描く。
原作はちゃんと読んでいないけど、作品の存在やどんなキャラクターかはなんとなく知っている。
その程度の知識しか持ち合わせていないけど、一個の映画としてはその突き抜けたB級感が悪くない。
劇中のセリフを借りるなら、「これはこれで…」といった感じか。
本当にセットは安っぽいし内容はくだらないけど、バカ映画としての自覚が全編からあふれていて好感がもてる。
基本的に出オチのキャラばかりなので、1時間45分という長さは後半ちょっと間延びしている感じもあったけど、変にシリアスを入れずにバカ映画としてテイストを統一したのは良いかな。
ほぼ全裸で真面目に変態仮面と偽変態仮面を演じた、鈴木亮平と安田顕もよくやるよなと感心…w
それにしても変態仮面のビジュアルは、実写でやると本当に変態ですわ。
パンツ装着時の吊り上った目の部分は、人間の目ではどうにもならないので作り物にしてるけど、割り切った分だけマンガのイメージが守られた感じ。
敵側の真面目仮面〜細マッチョ仮面がペインティングで済ませているのは…安いw
ただ個人的には変態同士の戦いよりも、普通の悪人が変態に懲らしめられるという構図の面白さももっと見たかった気はするが。
映画冒頭からタイトルロールは随分と「スパイダーマン」のパロディにしたり、「俺は変態仮面だけど、俺自身は変態じゃない…!」と自身のアイデンティティに悩む主人公には笑わせてもらいました。
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