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ある日、一人暮らしをすることになった少女ミミ子の家にパンダの親子がやってくる。
原案・脚本が宮崎駿ということで、かなり「となりのトトロ」を思い起こさせる雰囲気がある作品。
作画に大塚康生、演出が高畑勲というのも今考えるとすごい。
何の脈略もなく喋るパンダが現れて、そしてそれが成立する世界観というのはもう絵本のそれだけども、登場キャラの喜怒哀楽の様子が子供心には楽しい作品だと思う。
大人が観ても、その雰囲気に絵が動くことの楽しさのようなものも感じるし、アニメ会の巨匠の原点ということも考えても観る価値はあるんじゃないだろうか。
ストーリーは絵本的なもの以上のものを感じることはない。
個人的には何かにつけて竹のことしか頭にないパパパンダの台詞が面白かった。
“会社”の前振りがオチでしっかり使われているところに感心しつつ、そのシュールな光景にも思わずニコニコしてしまいました。
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