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ゴジラシリーズの第13作。
アリューシャン列島での米国の地下核実験によって被害を被った海底王国シートピアが、人類への報復のためにメガロを差し向ける!
…が、なぜ日本に差し向けるんだっ!
米国に差し向けろよー。
などと言っては始まらない訳ですが、そんなこんなで日本を襲う新怪獣メガロ。
迎え撃つは青年科学者・伊吹が開発したロボット・ジェットジャガーだが、基本的には無線操縦型で、一時は敵に奪われてメガロの水先案内人にされたりと「敵も味方もリモコン次第」といった鉄人28号的な側面もあるかな。
ストーリー的には完全に“ジェットジャガー対メガロ”で、その戦いにゴジラは助っ人参戦した感じが強い。
ジェットジャガーにしても第二次怪獣ブームの中での影響がもろに出た形のキャラクターだよね。
デザイン的にもそうだし、ウルトラマンの様に飛行し、等身大から怪獣サイズまでの巨大化もこなすヒーロー。
ゴジラシリーズの中では完全に浮いていると思うけど、当時の世相を感じさせるキャラだと思う。
しかし巨大化が「強烈な意志の力だ」って説明だけなのは強引だなあ(苦笑)
ストーリーはもはや有って無いような気もするけど、30分のヒーロー特撮が80分映画になったような感じ?
「太平洋にレムリア大陸、大西洋にムー大陸」とか「イースター島という無人島」とか、ん?と思う台詞がチラホラあるが、この世界でそういうことになってるんだろうか。
主軸は怪獣タッグマッチなので、そういう意味では終盤にかけてこれでもかとバトルが観られる。
一応メガロ単体での建造物破壊シーンもあるけど、目玉のダム破壊以外は「ゴジラ対ガイガン」の時の様に使いまわしの映像が多く、やはり何だか水増し感も強い。
というか前年公開の前作からも使いまわしているのが、なんとも…。
終盤のヒーローバトルっぷりはもう何も言うまい。
ここまで開き直ってプロレスをされると逆に楽しくなってきたかも?w
ゴジラが一方と戦って振り向くと、ジェットジャガーが下半身を地面に埋められて身動き取れなくなっているシーンは笑った。
どうしてそうなったw
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