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冲方丁の同名SF小説を原作にしたアニメ映画。
全3部作の3作目。
シェルの犯罪を立証する証拠が入れられた百万ドルチップを手に入れるため、バロットとドクターはカジノでブラックジャックに挑む。
原作は未読。
カジノでの勝負を描いた前作からの続き。
ブラックジャックでの駆け引きは格好のいい演出で魅せるけれど、如何せん俺がルールを解していないので…もしかすると緊張感の半分も受け取れていないかも?
これは俺が悪いな。
心理戦の果てにディーラーとのシンパシーを覚えたりと、静かながらドラマチックな展開でもあって良いのだけど、もはやSFというよりは博打映画ですなw
後半は事件の決着へと一直線に進むわけだけど、ここらはカジノの場面とは逆に、随分と駆け足に感じてしまった。
ボイルドの襲撃、記憶への潜入、シェルを追いかけ、ボイルドとの決着はやけに展開が速いよね。
バロットのシェルへの共感や、ウフコックとボイルドの心情など、いろんなことが交錯しているのだけど、個人的にはなんか置いていかれたまま終わってしまったかなあ。
ストーリーとしては理解したけれども。
シェルの過去関連の描写は"虐待"という内容を考えればハードだけど、見せ方はマイルドなのでR指定にはならなかった様子。
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