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劇場版「名探偵コナン」の第13作。
麻雀牌を現場に残す殺人事件が連続で6件発生。
事態を重く見た警視庁は各県警の刑事も集め広域捜査に乗り出すが、コナンはその刑事たちの中に黒の組織のメンバーが潜入しているのではないかという疑念を抱く。
劇場版に黒の組織が出てくるのは8年ぶりかな?
前回登場した「天国へのカウントダウン」の時はクライマックスを盛り上げるビル火災の仕掛け人といった役どころだったけど、今作でもクライマックスを盛り上げるために東都タワーのてっぺんで戦闘ヘリ(アパッチ)からバカスカ30mm機関砲を打ち込んでおります!
いやー派手だ、派手だが都市の真ん中で戦闘ヘリが平気な顔して活動してるってどうよ…。
(コナンの世界の防空体制はザルなのか。)
とまあ無粋なこと言うのは置いておいて、映画的には盛り上がったからいいんじゃないかなw
オープニングではついに博士の発明品の説明をしなくなったけど、冒頭でサスペンダーの改良についてセリフで言及はされたので「ははあ、今回はこれがキーアイテムになるのね」とすぐわかる。
なるほど、クライマックスでは確かにキーアイテムとして活躍したけど、まさか脱出と攻撃を同時にこなすとは予想してなかった。
現実的に高速で打ち上げたライトが戦闘ヘリの装甲を貫けるのかは別としても、使い方の意外性としては面白かったな。
ストーリー的にはコナンの足を使った調査がメインになるので、その点では俺好みな展開ではある。
真犯人の行動が回りくどくて引っかかるところはあるものの、犯行現場の位置には「罪をかぶせるため」という理由が用意してあったところは悪くない。
「几帳面だったから」というのも真犯人看破の決め手にするのはさすがに剛腕過ぎる気はしなくもないが…、まあ話の上ではいい塩梅の意外性もあったから良いや。
そして黒の組織の暗躍やコナンの正体が組織にバレるのではないかという危機も並行して描かれるけど、冷めた目で見ると原作もTVアニメも続くのに「ここで黒の組織(特にジン)に正体がバレるわけはないわなあ」などと思ってしまって…、そのへんはなんともはや。
(自分のそういう見方をするところは嫌いだなあ(苦笑))
でもまあコナンの調査、警察の捜査と黒の組織の暗躍(アイリッシュは結構いいキャラだった)、少年探偵団の活躍(松本管理官はあの状態でどうやってテープを…?)を良いバランスでまとめたストーリー展開はまあまあ素直に楽しめましたよ!
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