6
劇場版「名探偵コナン」の第16作。
毛利探偵事務所に謎の爆破予告電話がかかってきた。
サッカースタジアムに仕掛けられた爆弾は爆発するも、偶然観戦に来ていたコナンの活躍によって被害を最小限にとどめることができたが…。
小山力也の演じる毛利小五郎にもそろそろ慣れてきましたw
それにしても今作の事件は犯人が一人でやったとは到底思えぬ犯行規模ですなあ。
前半の犯行では、取り付けにくそうな電光掲示板の裏に山ほど爆弾を仕掛けてるのも大概だけど、後半の10スタジアムに一斉に仕掛けてあるというのも手間をかけすぎで、その行動力を他に生かせなかったのかと言いたい(苦笑)
しかも電光掲示板に仕掛けを連動させてるとか、準備にどれだけ時間をかけてるんだよ。
その割に郵便受けのトリックはショボすぎる気がするし、どうなんだろうね。
っていうかその仕掛けは不確定要素が強くない?
全体的には謎解きの爽快さよりは観客をミスリードするための仕掛けに傾倒しているような話で、そういう意味では先の読みにくい感じになっていると思う。
だけど、真犯人を早々に容疑者リストから外すのはミスリードの方法としてはありだとしても、その後はカメラマンのメモ帳がさも重要であるかのように描くとか、「ハンドリングのハンド」や「健闘を祈る」みたいな言葉尻で容疑者を絞っていくとか、ちょっと筋立ての強引さの方が気になったかな。
そういう無理やり感がひっかかってしまって、個人的にはちょっといまいち。
本作はJリーグ20周年記念のコラボ作品ということで、サッカーが大きなテーマになってます。
現役サッカー選手も本人役の声優で登場し華はあるのかもしれない…が、声の演技が棒なのはご愛敬か。
あ、でも遠藤に比べればカズはだいぶ上手いと思ったけどw
サッカーシーンは遠距離ではCGで描きながらカメラワークでスタジアムを表現したり、近距離は作画でスピード感のある試合中のアクションを見せ、なかなか演出にも力が入っていたので悪くない。
ボールは基本的にどの場面でもCGを使っていてそこは何となく浮いているところもあったけど、細かい模様があるボールを作画で書く手間を避けたのかな?
Jリーグの公式ボールとなればまた模様がめんどくさそうだしね。
最後に、コナンの伸縮サスペンダーがいつにもましてすごすぎるw
いったい耐加重何十トンなんだ、あれはw
もどる(「名探偵コナン」シリーズ)
当サイトは
円柱野郎なる人物が
運営しています
since 2003.02.01