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日露戦争を帝国海軍の動きを中心に、日露断交〜旅順攻略〜日本海海戦と描く戦争大作。
ストーリーは歴史の授業が如く、日露戦争でのポイント毎に何があったかを描いているので、個人的には展開が少々平板にも感じられた。
肝心な部分はナレーションと図解で流れを教えてくれるので割と親切な作りではあるけど、映画とすれば作中の流れで説明できれば一番だったんだけどなあ。
まあ、艦隊戦の全体的な流れは難しいからしょうがないか。
しかし、出演者はまさにオールキャストとも言える豪華さなので、それだけでも結構観ていられるんだよねw
海戦シーンは円谷英二率いる特撮チームなので、60年代としては非常に良くできた特撮で構成されていて、実写部分との合成も効果的に出来ていて良い感じ。
今の映画にはない味を感じるところでもあるね。
最終的には東郷平八郎という人物にクローズアップしていくけど、これは東郷在っての日本海海戦でもあるし展開上仕方がないか。
海戦後のロジェストヴェンスキーとのエピソードなど、戦争とはいえ、こういったフェアプレー精神を持った軍人がいたことを誇りに思わないといけないとは思う。
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