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98年に大ヒットした「リング」シリーズの続編。
ネット上の呪いの動画を見た人が次々と自殺していく中、主人公の女性教師もまた、その動画を見たことで呪いの主である貞子に追われていく…。
タイトルは「貞子」なのでもちろん「リング」の世界観なのだけど、雰囲気は「学校の怪談」といった趣。
因縁めいたものよりも超常的な事象ばかりが強調されるので、いまいち話に乗れなかった。
主人公がキャリーばりの念動力を持っているとかを見せられると、逆にどんどん恐怖感が無くなっていくし…。
というか、そういう力があるのが分かってたら、危機になっても何とかなるんじゃないかと思っちゃうじゃないか。
これはダメだと思うんだよなあ…。
終いには"異形貞子"が登場し、まるでモンスター映画の様相に…。
もはやここまで来ると「リング」の続編を見に来たのか何を観に来たのか分からなくなって失笑モノなんだけど、真面目に作られているので逆に痛々しい感じw
画調も3Dデジタル映画のせいかおどろおどろしい湿気はなく、逆にカチッとした画なのでどちらかというとビデオムービーの様。
劇中のテレビから貞子が出てくるというネタを、「じゃあ3Dにして画面から飛び出させれば良いんじゃねえ?」というワンアイデアで作られたのが見え見えなので、もうちょっと脚本や演出は練ってほしかったかなあ。
貞子もサービス満点に画面から飛び出しまくるので変化に乏しいし、少しVFXに頼りすぎな感じですね。
もどる(サ行)
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