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同名小説原作の映画化作品。
いつまで経っても真打ちになれない落語家の主人公と、彼の話し方教室にやってきた3人の生徒との交流を描くドラマ。
東京の下町を切り出したかのような情景が良いですね。
それに、大きな話ではないけれど、登場人物それぞれがちょっとずつ成長していったラストが小気味良いです。
俺は落語を言うほどは聞いてない。
なので、「まんじゅうこわい」はともかく「火焔太鼓」はまだ聞いたことがなかったし、観る前は少し「予備知識で入れといた方が良いかなあ?」なんて事も思ったけど、それでもこの映画は落語初心者にも分かりやすく作られているので大丈夫でした。
その「火焔太鼓」を軸にしてストーリーを回すあたりは、原作とは違うらしいけど映画的には纏まっていたんじゃないかと思いますわ。
しかし村林少年を演じる森永悠希は凄いね。
序盤はちょっと台詞が浮いているような気もしたけど、終盤はもう完全に話を持って行っちゃったねえ。
凄い。
主人公の国分太一も頑張ってたし良かったと思います。
祖母役の八千草薫は、さりげないけどさすがにオーラが違いますなw
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