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劇場版「ドラえもん」第10作。
家出を決心したのび太達は7万年前の日本に隠れ家を造る。
ところが逆に現在の日本に原始人の子供が現れ…。
大人達のいない世界、手作り感たっぷりの秘密の隠れ家、子供の頃に憧れたドラえもんの世界だねえ。
そういう子供心をくすぐられた感覚を思い出します。
…がストーリーとしてはずいぶん過去に介入しているし、タイムマシンを上手く活用し切れていなかったりと、突っ込みどころも多い。
まあ、道具の使い方の下手さは今に始まったことではないけど、家出して「親が心配してるだろうなあ」とか、連れ去られた村人の後を追うとか、時間移動の前提そのものを忘れているんじゃないか?
そう感じるのも、他の映画ほど道具の使用に制限がかかるような状況にならなかったからかな?
子供心に不気味だったギガゾンビは、大人になって観ると子供だましだったんだなあと思うw
でもそのさじ加減が良いのかも。
壊しても復活するツチダマも昔は恐かったなあ。
展開は少々難アリとは思うけど、出会いと別れ、ペット3匹に対するのび太の親心と感動できる場面もある。
それより何より、俺からするとこの映画で“形状記憶”や“神隠し”といった単語を覚えた事を思うと、やはり勉強になる作品だったんだなと思うね。
日本人の先祖とか、氷河期の地形とかのことについてもね。
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