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劇場版「ドラえもん」第2作。
今度は遙か彼方の宇宙で、悪徳宇宙企業の魔の手から一つの星を救うという話。
宇宙船にスーパーマンに西部劇といった、やっぱり子供にとってワクワクするようなモチーフが良いね。
そもそも、自分の部屋の畳の下が別世界に繋がっている、というお座敷感覚が非常に藤子F作品らしい。
子供に「もしかして自分の部屋の畳の下にも」というような夢を見せてくれるSF(少し不思議)ってやつだね。
物語は最初は偶然に始まり、途中はのび太の現実逃避。
最後は友情と別れがあり、盛りだくさんでしかも最後には感動も出来る。
原作のような、明らかに西部劇を意識したギラーミンとの決闘シーンがないのはちょっとさびしいけど、まあ、映画はこれはこれで良いかな。
しかし、この作品の白眉はタイムフロシキだね。
冒頭でちらっと使って説明し、クライマックスで最も重要なアイテムになる。
分かりやすい前フリはそれとしても、この伏線の張り方は好きだなあ。
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