シネつう!
JAPAN STYLE !!

ドラえもん
のび太と鉄人兵団
1986年制作

満足度:

劇場版「ドラえもん」第7作。
ある日、のび太が北極で巨大ロボットのパーツを拾うが、それは地球人の奴隷化を目論むメカトピアから送り込まれたロボットだった。

リルルの最期の姿に感動必至の名作であるが、大人になってから観ると細かい辻褄が気になってしまうのが哀しい。
そもそも過去に行って歴史を変えたのだから、筋から行くとラストのドラ達にも記憶が残っているのはおかしいのだけど、でも「それを言っちゃあおしまい」なわけですw
他に「しずかちゃんを巻き込みたくない」とか言いながら静香の家で逆世界入り込みオイルを使ってるし、言ってることとやってることがおかしい。
まあね、でもそんなことを言い出したら話にならないのです。
ドラえもんを観るというのはそういうことではないと思うのです。

ゲストキャラであるリルルの心の移り変わりと最後の決断に感動し、そしてラストシーンまで一直線。
やっぱり名作だよね。

子供心にはこの作品の舞台である鏡面世界に凄く憧れた記憶がある。
どんな好き勝手をしても怒られないし、ある種の子供の夢の世界ですな。
本作ではその世界の利点を上手くいかして、どんなに鉄人兵団が破壊活動を行っても(ハデな破壊シーンがあっても)人死にが出ないという、子供映画として正しい世界を問題なく作り上げる。
そのあたりが上手いなあと思ったね。


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