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劇場版「ドラえもん」第8作。
地底の洞窟に隠れ家を造ったのび太達。
ある日、スネ夫が地底で行方不明になったことから捜索に出るが、そこで恐竜の末裔であるという地底人に出会う。
恐竜が進化して恐竜人類になったという学説や、恐竜の絶滅は巨大隕石の衝突が引き金だったという学説をストーリーに取り入れたりしてるし、地底の空洞に未知の世界があるなんてのはジュール・ヴェルヌの「地底旅行」そのもの。
SFや科学好きな藤子F先生の一面がよく見える作品です。
今となっては逆にそういうところが説明クサイと思ったりもするけど、子供心には「スゲー!」と思いながら観たものですね。
スネ夫が話の中心になって、しかも序盤で行方不明になるのは今までの大長編では無かった展開だったので新鮮な感じ。
ただスネ夫がノイローゼになるキッカケは強引すぎるかw
あのデカいものがスネ夫の家の庭まで人知れず移動できたとは…、まあ、その辺はあくまで“お話”ってことですかね。
真四角の洞窟という恐竜人の“聖域”の紹介が中盤にあり、それの正体が最後に分かる展開は面白い。
そこまでの情報では想像できない話の持って行き方だけに、多少強引ではあっても虚をつかれて納得してしまいますわ。
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