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劇場版第18弾。
39年ぶりに目覚めた破壊神ビルス。
ビルスは予知夢で見たスーパーサイヤ人ゴッドの手掛かりを求め、地球へとやってくるが…。
17年ぶりの新作映画だけれど、いささか物足りない。
ヤバい事態の最中にどうも調子がずれておふざけになっているという感じが強いけど、鳥山明がだいぶアイデア出しをしたという話を聞くと、なるほど、そのギャグテイストは鳥山明のノリだとは分かる。
どちらかというと「キャッシュマン」や「ネコマジン」に近い印象かなあ。
確かに笑える場面もあった。
ベジータのプライドを捨てた踊りにはやられたよw
ただそういうギャグ寄りの演出が機能していない部分も多く、特にピラフ一味の登場は、完全に流れを止めた挙句に単に尺の時間稼ぎにしかなってなかったので残念。
流れを止めてるという部分では、ゴッドモードになるくだりもどうかと思う。
ビルスのキャラクターは話せる奴だしニクめないので良いと思うんだけど、やっぱり敵は問答無用で極悪の方が燃えるというのも事実。
デザインは初出で「なんじゃこら」と思った割には、劇中では結構カッコ良くも見えて悪くなかった。
山寺さんの演技効果もあるだろうけどね
バトルシーンも終盤以外は大味で、ベジータに一部見せ場はあったものの、悟飯、ピッコロ、ゴテンクス、ミスターブウはあっさりやられる始末。
クライマックスこそド派手で見応えもあるけれど、冷静に考えればスーパーサイヤ人3をも超えたゴッドモードでの戦いなのに、周辺被害などが他作品でのインフレ具合と比較してもしょぼい気がする。
これが果たして頂上決戦のスケールだろうか?などとw
ブルマの誕生パーティーで、Z戦士が全員集合しているというアイデアは良いと思うんだけど。
でもやっぱり、見せ方やテンポがいまいちなのは勿体ない。
まあ、17年ぶりの同窓会作品だと思えば…。
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