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世界征服を目論む暗黒組織インテリペリ。
バカボンのパパの本名を聞き出すべく、インテリペリの総帥ダンテは人を恨んで地獄に堕ちた「フランダースの犬」のネロとパトラッシュを現世に蘇らせる。
出オチ。
というかタイトルオチw
「一体どんな話なんだよ」と思わせたもん勝ちとでもいうか、それでも引っ張って90分弱の話にしてしまうのだから大したもの。
筋立てとしては悪の組織がいて主人公が図らずも活躍して世界を救うという「秘密結社 鷹の爪」の映画版でもよくある感じかな。
元々FROGMANの作品はボケとツッコミの掛け合いとギャグテンポが売りなので、そういう意味ではその世界観に「天才バカボン」のギャグを上手く混ぜ合わせた感じになっている。
くだらないギャグがテンポよく出てくる間は確かに笑えるし、面白かった。
座卓を前にどう座るかとか、鼻クソの繰り返しとかw
だけど話を進行させようとすると、例えば悪の組織側やいじめっ子の部分で少しテンポを殺してしまう部分もあって、監督の真面目なところが出ているのかなあとも思ったり。
ストーリーなんか度外視で、ひたすらスラプスティックに行っても良かったかも?
やっぱりストーリーに真面目なんだろう。
「西から昇ったお日様」も、話の背骨にしようと少しこだわり過ぎ?
肝心のコラボとしては、なぜ「フランダースの犬」だったのかは最後までよく分からんw
まあ、それ自体に意味はないというのでも全然いいので、よく分からなくても構わないけどね。
タイトル自体がギャグ、それでOK。
ネロの変身はちょっと平凡だったかなあ?
ここで常識を外すようなショボさだった方が逆に面白かったと思うのだけど。
でもこんな企画を通して作りきったこと自体感心です。
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