TVアニメシリーズ「ケロロ軍曹」の劇場版第３作。

今回は突如現れたもう一人のケロロとの闘いを描いているけど、前作よりもアクション寄りの展開が目立つ。
しかし正直なところ中盤まではあまり入り込めなかった。
ギャグとパロディで突っ走るというノリはいつものTV版に近いんだけど、いざ劇場版という冠が付くのを考えると深みが無くて物足りない。
そんなことを考えてたら…やられました。
“奴”が“大地に立った”とたんに「うおーここまでやるか！ｗ」とテンションアップ！
挿入歌まで…もう震えが来ますｗ

終盤には“友情”や“信頼”というテーマも見え始め、「なるほどこれは劇場版だねえ」と納得。
テーマはベタだけど、“裸の王様”的な話の持って行き方はそんなにあざとい感じがしなかったので、個人的には良かったです。

全体的にはやはり前半のノリ切れないものが響いてしまって勿体ない。
最後まで観れば春休み映画として安心してみられる内容だったんだけどね。

今回は「ガンダム」のパロディがインパクト大なだけに目立つけど、地味に「カリオストロの城」のパロディも散見される。
持ってくるネタは俺の年代よりも上のが多いけど、でも分かって観てると面白いわ。

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