TVアニメシリーズ「ケロロ軍曹」の劇場版第４作。

地球を覆う謎のアーチが出現してしばらく後、調査に向かったケロロ小隊が突如連絡を絶ってしまう…。

全世界を股にかけた話とは…、ずいぶんと規模が大きい話になったもんです。
個人的には前作の「３」の方がケロロ的なネタの面白さが如実に出ていて良かったんだけど、今作ではちょっと方向性が変わってしまった印象。
ケロロ以外の小隊のメンバーを早々に仲間から切り離しているので、ガンダム系以外のお約束ネタがあんまり出てこなかったのがちょっと寂しいかなあ。

監督としては「カッコよさ」にこだわったようだけど、確かにドラゴンたちの描写は良くできているとはいえ、それがこっちの期待していたケロロ達の姿かというとちょっと微妙。
ドロロドラゴンのデザインには確かに惹かれるものはあったけど、こちらとしては真面目なSFファンタジーよりもおふざけ＆パロディーを期待しているからねえ…。

絶対悪が出てこないのは劇場版ケロロの特徴だけど、今作でもそれは守られてました。
そういう子供の観客に対しての姿勢はキライじゃない。
ただ、そこに至る過程でゲストキャラの横暴さにはあんまり良い気分じゃないところもあったり、さじ加減の難しさを感じたりするところであります。

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