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TVアニメシリーズ「ケロロ軍曹」の劇場版第5作。
ケロロ軍曹に似た謎のミニモアイを手に入れた冬樹はは、ケロロと共にイースター島へモアイを返しに行くが、その途上、イースター島で復活した邪霊・アクアクに襲われる。
今回はストーリー原案を漫画のエピソードから取っているのだけど、劇場用に原作から話をだいぶ膨らませてはいるものの、無理にレギュラーや準レギュラーキャラの出番を増やそうとしなかったのは良かった。
夏美ですら冒頭のみで、ほぼ冬樹とケロロ小隊の話だけど、上映時間も74分しかないし登場人物が増えても話が発散するだけだろうしね。
敵キャラであるアクアク(声が千葉繁!)の設定は映画オリジナルだけど面白い。
まあ、相手を食べてその能力を吸収するなんてどこかで見たような設定だが、食べられた後の残りカスとして吐き出された小隊メンバーの変わりように笑わせてもらいましたw
もっとも一番爆笑したのはケロロがモロにドラえもんの道具と思しき"こんにゃく"を出した瞬間だけど、他にも映画の回が増す毎に露骨になるガンダムパロディにもワクワクした。
完全にOPの構図を再現したりなんかして、いやあ「ケロロ軍曹」らしい遊びですわ。
ただ、ケロロが究極化する件なんかは結構唐突で、序盤でそれなりの伏線を臭わしてはいたもののどうも説明不足感がある。
映画の尺の問題もあるだろうけど、その辺が構成として不満。
あとは途中退場してエンディングまでどうしていたのか不明のアリサの扱いとか。
色々と惜しいところもあったかな。
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