テレビ版「天地無用！」の劇場版第１作。
ギャラクシーポリスから脱走した凶悪犯・禍因が、過去の世界で主人公・天地の母親への復讐を狙う。
天地達は母親を守るべく過去に向かうが…。

なんだかとっても「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいなストーリーだなあ。
基本的にこのシリーズはハーレム状態（宇宙人ばっかりだが）の主人公と、その周辺で起こるドタバタを描いたSFコメディなわけだけど、話の主軸が「母親を守ること」になっているので、そういう意味では若干趣が違う様な気もする。

ちなみに「天地無用！」はOVAからTV版まで数々展開されたシリーズだけど、本作では世界観や登場人物の説明がほとんど無いので、基本的にはシリーズファン向けの作品だね。

作画は劇場版ということもあってか結構良い動きをする場面もあり、力が入っていて良い感じ。
ただ、禍因とのラストバトルはもうちょっと派手な事があった方がいいかなとは思った。
強大なパワーがある割には別次元（月面みたいなとこ）でこぢんまりと戦っていた様に見えたし、案外あっさり終わってしまった様な気もする。
関係ないですが、禍因の変身後のデザインはノロイ（「ガンバの冒険」のイタチ）が黒くなったみたいな感じだねｗ

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