舞台を現代に移し、鉄人とブラックオックスとの闘いを描く実写版「鉄人28号」。

金田正太郎の服装と２体のロボットデザイン以外、話も登場人物もほぼオリジナルな内容ですか…。
もちろん色んな形の話があって良いとは思うけれど、この作品を観て、監督に「鉄人28号」に対する思い入れがあったとは受け取りにくい。
話を作り替えたとしてもオマージュを捧げまくっていた今川監督の2004年アニメ版とは比べるべくもない内容…。

話自体は、ロボットアクションと言うよりも正太郎自身のドラマか。
でもかなり児童用ドラマのような雰囲気で、大人が観るには少々きついけどねｗ
意図のよく分からない展開も多々あって、話には入り込めなかった。

そして鉄人とオックスの戦いは、これはこれで重みがない。
質感、距離感、重量感、どれもやばいｗ
かなり脳内でフィルタをかけて観はしたものの、カタルシスのないロボットのどつき合いは面白くなかった…。

出演者だって、香川照之、蒼井優、柄本明、中村嘉葎雄、薬師丸ひろ子、阿部寛と達者な人ばかりなのに、実に勿体ないなあ…。

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