シネつう!
JAPAN STYLE !!

トワノクオン
第三章 夢幻の連座
2011年制作

満足度:

近未来の東京を舞台にしたSFアクションアニメの第三章。

次第に明らかになるクオンの過去。
確かに「そういう出来事があったのであれば…」と、クオンの行動原理に共感できるような今回のエピソード。
通常は回想で語られそうな話だけど、ここでは能力者の影響の中で魅せられる幻影(記憶)という設定でした。
それのおかげで話を進めつつ過去編ができるというコンパクトな作りになっているし、敵対組織のサイボーグ・イプシロンの過去編も同時に展開。
色々なものが見えてきたし、話が盛り上がってきた感じ。

全体的に見るとアクションシーンはほとんどないのだけど、その代りクオンの過去における暴走時の演出は、それまでのシャープな線から一転。
荒々しいタッチの線に変わって、クオンの感情の暴走が目に見えて引き込まれました。
絵コンテは樋口真嗣が切ってるのかー。
ここの出来栄えは出色ですな。

この話で、クオンとイプシロンはお互いの過去を垣間見たわけだけれど、それと同時にオールドー指揮官・上代の冷徹さもさらに強調され、そろそろ話しの転換の準備も整いつつある雰囲気。
今作の話の引きも(予告も含めて)気になる感じだし、次回の展開が楽しみになってきましたね。


もどる(タ行)

当サイトは
円柱野郎なる人物が
運営しています
since 2003.02.01