劇場版「ワンピース」第７作。
メカ島に伝わる財宝伝説を元に謎解きをする一行。
当初は島の領主を名乗るラチェットと行動を共にするが…。

ストーリーはもう一ひねり欲しいものの、まあ春休み映画としては無難な線ではある。
でも今ひとつ満足度が低いのは否めない。
前作「オマツリ男爵」くらいのテーマの掘り下げがあると良かったんだけどね。
どうも行き当たりばったりで展開していくのは子供向けとしても勿体ない。
あ、作画は安定していて良い感じです。

しかし、この映画で何より気になったのは、敵の親玉ラチェット演じる稲垣吾郎の演技力。
声の演技としては非常に微妙。
ちょい役ならまだしも、重要な役だっただけにこの演技力での配役は残念。
加藤浩次の方はキャラに合っていたので良かったと思うけどね…。

興収的にはこの映画で失敗してしまったために、次作からは原作リメイクになってしまいました。
そう思うとこの作品が劇場版としてのターニングポイントだったわけですが、この映画の出来を観ると複雑ですねえ。

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