シネつう!
JAPAN STYLE !!

藁の楯
2013年制作

満足度:

7歳の少女を暴行・殺害した犯人・清丸国秀(藤原竜也)。
その少女の祖父・蜷川隆興(山崎努)は、清丸の殺害報酬に10億円を提示し、日本全国民を清丸への刺客と変えた。
福岡で出頭した清丸を東京へ護送するために、SPである主人公・銘苅一基(大沢たかお)は福岡へ向かうが…。

清丸は真性の人間のクズだ。
生理的にイラつかせる言動や表情を見せる藤原竜也の演技は、「そんなやつ殺してしまえ」という感情を観客に持たせるのに十分で、上手いと思う。
他の役者もベテランぞろいで安心感があるし、サスペンスフルな話を支えるには十分。
松島奈々子はちょっと頬についた肉が気になって…、顔がもうちょっとシュッとしてると、より"出来るSP"に見えたかもだけどw

ストーリーは見応えのあるサスペンスになっていると思う。
守るに値しない対象を守るという職務。
しかも命を懸けてという状況が葛藤を生み、緊張感に繋がっているね。
ただ、個人的には序盤の説明台詞の多さや、終盤の息切れ感(山梨での出来事の後は一気に警視庁)が気にならんでもない。
タクシー運転手のおばちゃんがタクシーを貸した理由は…?
まあ勢いで観れるけども…。

そういえば劇中に出てくる新幹線は台湾高鐡の車両だったね。
カラーリングを誤魔化そうともせず、どこからどう見ても台湾新幹線のまま山陽新幹線として描くとか…。
本筋には関係ないから気にしちゃダメなんだろうけど、鉄道ファンからすると気になって仕方がないw


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