シネつう!
JAPAN STYLE !!

八岐之大蛇の逆襲
1985年制作

満足度:

インベーダーの侵略兵器として出現した八岐大蛇が米子で暴れ回る、DAICON FILM制作の自主映画。

自主映画作品としてはあまりに本格的すぎる特撮の出来映えに感服。
もちろん模型やセット等に自主映画らしい手作り感が垣間見えるけど、それでも特撮映画としてはもうシャレにならんレベルなのではw
実写と模型などをカットで繋いで効果的に見せたりして、モンタージュ技法の効力を改めて認識次第でもあります。

ストーリーは良い意味でアホらしくて、やる気があるのかないのか分からないインベーダーや、今ではシャレにならんかもしれない自衛隊など、場面場面でクスッと笑える描写もあり楽しい。
しかし全体的に極めて(怪獣)SFオタク色の強い作品なので、その映像・演出の情熱は一般人には理解されないところかもねw

今観ると…、DAICON FILMがGAINAXの前身なだけあって、スタッフには赤井孝美、庵野秀明や樋口真嗣がいたりして、そういう意味で彼らの若い頃の姿勢などが垣間見えて資料的にも面白い。
特技監督は樋口真嗣だけど、やたらとカメラを煽って巨大感を出す方法などは平成ガメラシリーズでも変わらないんだよねえ。

あと、実は前の職場の上長が出演していたりしていて、それがたまらなく個人的にツボだったりもしますw

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